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インフラ点検の「作業時間」と「コスト」を大幅削減
空港滑走路での舗装損傷調査にRSV(ロード・スキャン・ビークル)を利用
専用車の走行だけで舗装の「異常」を瞬時に診断

商品/サービス

 土木テックで50年後、100年後のインフラを守る会社、土木管理総合試験所(所在地:長野県千曲市)が保有する3Dレーダ探査車RSV(ロード・スキャン・ビークル)を用いた、高速調査+高速解析にて、空港滑走路の舗装損傷調査の実証実験を行いましたので、お知らせいたします。  道路、橋梁、トンネルなどの「損傷」「空洞化」や「うねり」などの劣化リスクは、様々な場所に存在しており、目視では確認することができないこともありませす。従来は、目視や打音検査等で人的に確認していましたが、ピンポイントで保守すべき箇所を見つけることが難しく、膨大な時間と人手、コストを費やしてきました。そのような背景の中、当社で開発したRSVは、3Dレーダ搭載の専用車両で対象区間を走行するだけで、異常がある箇所を把握することが可能となっております。そのため、コストと作業時間を最小限に抑えることができます。

この度、旧南紀白浜空港滑走路において、空港舗装特有の損傷(層間剥離や※ブリスタリング)検知に対する当社開発アルゴリズムの適用に向けた実証試験を行いました。

ここで得られた知見を、将来の空港舗装メンテナンスの省人化・コスト削減に繋げられるよう今後も継続して技術開発に取り組んで参ります。

※ブリスタリングとは日光照射によって舗装体の温度が高くなる影響により、上部舗装体の内部に含まれた水分が蒸発し、その蒸気圧により舗装体を持ち上げる現象で、 この現象が進行すると舗装体が剥離し、多数発生すると路面に凹凸ができ、平坦性が悪化します。

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