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脱炭素、ゼロエミッション実現へ技術開発 砂防ソイルセメント工法における 「土砂の利用可否判定方法」にて特許取得

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 土木テックで50年後、100年後のインフラを守る会社、土木管理総合試験所(所在地:長野県千曲市)が※砂防ソイルセメント工法における「土砂の利用可否判定方法」にて特許を取得しましたので、お知らせいたします。  近年、台風被害による土石流災害が頻繁に発生し、日本国としても減災・防災の意識が高まっております。そのような土石流災害で発生した土砂は運搬処分され、残土処理のために盛土されたエリアが新たな土石流発生源になる可能性もあり、この残土の処分は非常に重要な減災ファクターになると考えます。

ここ数年、脱炭素をはじめとしたゼロエミッションを目的とし、砂防ソイルセメントが開発されこの残土を砂防ダムへ転嫁させる工法が活発に活用されてきております。その際に課題となるのが、残土が所定の強度まで硬化するか否かを迅速に判定する方法が、未だ開発されていない点にあり、本発明は従来の硬化判定方法とは異なり、土砂中の微生物量を測定することによって硬化可否を迅速に判定することを可能とした手法の一つとなります。


※砂防ソイルセメント工法

 砂防ソイルセメント工法とは、砂防工事で発生する現地発生土砂に対して、セメント・水を現地で練混ぜて締固めるグリーン技術の一つであります。現地発生土を再利用することから掘削土の運搬、処分等の建設コストが縮減出来るとともに環境への負荷が低減される工法であります。

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