土木管理総合試験所は2022年4月に「ジオロボティクス研究所」を北海道苫小牧市に開設しました。広大な実験フィールドやテストコースを有するこの施設は、技術開発と研究の拠点として注目されています。
ジオロボティクス研究所は屋内外に大規模な研究施設を備えています。屋内には高さ11メートルの地盤ヤードがあり、天候に左右されずにボーリング調査やロボットの実験が可能です。大型車両の入庫もでき、バックホウやクレーン、高所作業車での作業も行えます。屋外には、アスファルト舗装の盛土道路や模擬床版のテストコースがあり、レーダー機器の実証実験などが行えます。また、自然豊かな第二フィールドではドローンやUAVの飛行実験も可能です。
吉田所長は、研究施設の開設に至った経緯について説明。他社の実証実験で実験場所の確保に苦労していた経験から、自社で広大な土地を確保し、研究開発の拠点を設けることが重要だと感じたそうです。苫小牧という立地を選んだ理由として、広大な土地と新千歳空港や苫小牧港からのアクセスの良さが挙げられます。
ジオロボティクス研究所は、次世代の技術開発を推進するだけでなく、地域に根付いた活動にも力を入れており、体験学習や災害時の一時避難場所としても利用される予定です。また、企業や研究機関にとっても貴重な実験場として、多くの可能性を秘めています。
すでにUAVの体験会や電磁波レーダーの実験など、複数の企業が研究施設を活用しています。今後も各社と連携し、さらなる技術革新を目指します。